正面玄関 Main Entrance

賓客を出迎える京都迎賓館の顔
海外からの賓客のご一行を「和」の佇まいでお迎えします。
見どころのご紹介

「現代和風」の創造
「現代和風」とは、日本建築の長い伝統の粋と美しさを現代の建築技術と融合させることです。鉄骨、コンクリートなどの素材と最新のハイテク技術を用いつつ、日本の空間を感じられるよう、内装には「木」や「紙」を豊富に活用しています。

樹齢700年の欅(けやき)の扉
正面玄関の扉には、樹齢700年の福井県産の欅(けやき)の一枚板を使用しています。引手は銅製で、組紐をモチーフにしたシンプルなデザインの「有線七宝(ゆうせんしっぽう)」が施されています。

「木」と「紙」
床板には欅(けやき)材を使用し、特殊な加工を床板に施すことによって、傷がつきにくくなっています。カーテンは一切使用せず、窓などの内側は障子としています。

賓客への「歓迎の心」を表すいけばな
接遇時には、賓客の好みや、国の特徴によって、花器、屏風、花材を決め、いけばなをしつらえます。

「折り紙」をイメージした行灯
行灯は本美濃紙を使用し、鉄や釘を一切使わない伝統的技法である京指物で組まれています。