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正面玄関 Main Entrance

青空を背景に正面玄関があります。屋根は緑色で太陽の光をよく反射しています。手前には白い石畳の前庭が広がっています。

賓客を出迎える京都迎賓館の顔

海外からの賓客のご一行を「和」の佇まいでお迎えします。

見どころのご紹介

前庭の端から正面玄関を斜めに撮影しています。青空が大きく広がり、写真からは前庭や建物がとても広いことが分かります。

「現代和風」の創造

「現代和風」とは、日本建築の長い伝統の粋と美しさを現代の建築技術と融合させることです。鉄骨、コンクリートなどの素材と最新のハイテク技術を用いつつ、日本の空間を感じられるよう、内装には「木」や「紙」を豊富に活用しています。

中心に正面玄関の扉があります。扉の左右にはガラスがはめられており、鏡のように正面の前庭が映し出されています。

樹齢700年の欅(けやき)の扉

正面玄関の扉には、樹齢700年の福井県産の欅(けやき)の一枚板を使用しています。引手は銅製で、京都の組紐をモチーフにして絆の意を込めたシンプルなデザインの「有線七宝(ゆうせんしっぽう)」が施されています。

回廊がまっすぐ伸びています。回廊の突当りには着物が飾られ、回廊の真ん中あたり、正面玄関の前には生け花が飾られています。床は障子から入る光や、行灯の光を反射しています。

「木」と「紙」

床板には欅(けやき)材を使用し、特殊な加工を床板に施すことによって、傷がつきにくくなっています。カーテンは一切使用せず、窓などの内側は障子としています。

正面玄関と回廊をつなぐ扉が開かれています。その先にはいけばなが置かれています。いけばなの後ろには金屏風が立てられ、花器の下には赤の毛氈が敷かれています。

賓客への「歓迎の心」を表すいけばな

接遇時には、賓客の好みや、国の特徴によって、花器、屏風、花材を決め、いけばなをしつらえます。

薄暗い回廊の中で、床に置かれた行灯があたたかな光を放っています。行灯のすぐ後ろには障子があります。行灯は折り紙をイメージしたデザインになっています。

「折り紙」をイメージした行灯

行灯は本美濃紙を使用し、鉄や釘を一切使わない伝統的技法である京指物で組まれています。