【特別企画】第10回 京都迎賓館文化サロン「漆工芸~螺鈿~」の開催とお申込みの開始について
- 特別参観
- 2024年06月06日
第10回 京都迎賓館文化サロン「漆工芸~螺鈿~」
日本の伝統技能や文化に関するテーマ毎に、京都迎賓館にゆかりのある講師による講演と、少人数でのガイドツアーを体験いただける
「京都迎賓館文化サロン」の開催をご案内します。
第10回は、京都迎賓館に活用されている伝統工芸技術「螺鈿(漆工芸)」について、螺鈿の人間国宝の故・北村昭斎(きたむらしょうさい)氏の次男であり、
選定保存技術「漆工品修理」保持者・北村繁(きたむらしげる)氏を講師にお招きし、ご講演いただきます。
当日は講演に加え、北村氏による螺鈿の実演、北村昭斎氏及び繁氏の作品展示も行います。
また、通常の一般参観では公開していない、首脳会談等が行われる「水明の間」を含めた館内ガイドツアーを実施するとともに、
「日本の四季」を主題として螺鈿・蒔絵の技術を駆使した、当館所蔵の座卓を初公開いたします。
日本を代表する工芸技法である螺鈿の歴史や魅力を感じていただける大変貴重な機会となっております。是非お申込みください。
開催日時
令和6年8月22日(木)
- 午前の部
- 9:25集合 10:00~12:40(講演10:00~11:00、ガイドツアー11:15~12:40)
- 午後の部
- 13:25集合 14:00~16:40(講演14:00~15:00、ガイドツアー15:15~16:40)
主な内容
〇 講演テーマ「漆工芸のいま・むかし~螺鈿を中心に~」<藤の間>
〇 螺鈿の実演 <夕映の間>
〇 北村昭斎氏及び繁氏の貴重な作品の展示 <夕映の間>
〇 首脳会談等が行われる通常非公開の「水明の間」を含む館内ガイドツアー
講師 北村 繁 氏
<経歴>
1971年 奈良県奈良市生まれ
1995年 大阪芸術大学芸術学部工芸学科金属工芸コース 卒業。
父、北村昭斎のもとで漆工文化財の修理および漆工品制作を始める。
1997年 京都市伝統産業技術者講習 漆工コース本科 修了
2000年文化庁 指定文化財(美術工芸品)修理技術者講習 修了
2001年 日本伝統工芸展 初入選
2004年 京都迎賓館 「夕映の間」調度品制作
2021年 選定保存技術「漆工品修理」保持者に認定。
現在 正倉院宝物や国宝・重要文化財など、国内外の漆工文化財の修理や復元模造制作などに携わる。
公益社団法人 日本工芸会 正会員
一般社団法人 伝統技術伝承者協会 理事
日本文化財漆協会 常任理事
一般社団法人 文化財保存修復学会 正会員
漆工史学会 会員
★螺鈿とは。
貝殻の真珠層の部分を板状に加工したものを、色々な文様に切り、漆地(うるしじ)や木地に埋め込んだり、貼り付けたりすることで、様々な表現をする伝統的な工芸技法
京都迎賓館で見ることができる螺鈿
定員
144名(午前の部72名 午後の部72名)
料金
- 一般
- 5,000円
- 大学生・専門学生等
- 3,500円
- 中高生
- 1,500円
※小学生以下の方の申込みができません。
※有効期間内の身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳もしくは被爆者健康手帳またはMIRAIROをお持ちの方と介護者(1名まで)は、無料となります。
※中高生または大学生の方は、参観当日に必ず受付で生徒手帳又は学生証をご提示ください。
お申込み
京都迎賓館ホームページにて先着順で事前予約を行います。
事前予約で上限に達しなかった場合や、直前のキャンセル等で当日空きがあった場合は、当日整理券を配布いたします。
【申込みフォーム】
https://form.geihinkan.go.jp/entry/P01?lang=ja&place=kyoto
※国公賓等の接遇、その他運営上の都合により中止となる場合があります。
※当日はメディアによる取材が入る可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※小学生以下の方は申込みができません。
アクセス・集合場所
- 住所
- 京都市上京区京都御苑23
- 集合場所
- 清和院休憩所
詳しくは、京都迎賓館アクセスページをご覧ください。
注意事項
入館にあたっては、以下についてご協力願います。
①咳や発熱など風邪の症状、息苦しさや強いだるさなどの症状がある方は、参観することが出来ませんのでご了承願います。
②今後の情勢の変化等により、上記の取扱いを変更する場合がございますので、ご注意ください。
最新情報は公開日程ページ及び京都迎賓館公式Xをご確認ください。
お問合せ先
- 京都迎賓館テレフォンサービス
- 075-223-2301(対応時間:一般参観公開日の9:30~17:00)
京都迎賓館文化サロンとは…
日本文化のより一層の理解促進、ひいては伝統文化の継承・発展に寄与することを目的として、当館にゆかりのある「伝統技能や文化」に関するテーマ毎に「文化サロン」を継続的に実施しています。
これまでに開催した京都迎賓館文化サロンの様子
第1回「日本庭園」(平成30年12月)
第2回「京料理」(平成31年3月)
第3回「現代和風建築」(令和元年7月)
第4回「いけばな」(令和元年9月)
第5回「人形と京都」(令和2年2月)
第6回「呈茶」(令和2年9月)
第7回「綴れ織物」(令和4年12月)
第8回「截金」(令和5年8月)
第9回「箏曲」(令和6年2月)