【特別企画】第8回 京都迎賓館文化サロンの実施とお申込みの開始について
- 参観
- 2023年06月30日
第8回 京都迎賓館文化サロン「截金」
日本の伝統技能や文化に関するテーマ毎に、京都迎賓館にゆかりのある講師による講演と、少人数でのガイドツアーを体験いただける「京都迎賓館文化サロン」の開催をご案内します。
第8回は、「藤の間」の舞台扉「響流光韻(こうるこういん)」や「桐の間」の欄間「日月(にちげつ)」等の京都迎賓館における截金(きりかね)について、江里朋子氏を講師にお招きしご講演いただきます。
講演に加え、京都迎賓館の截金を手掛けた人間国宝の故・江里佐代子氏及び講師の江里朋子氏の作品展示も行います。
また、通常の一般参観では公開していない、首脳会談等が行われる「水明の間」を含めた館内ガイドツアーを実施します。
京都迎賓館を訪れる賓客の人と人との出会いや交わりを、截金の金色とプラチナの銀色とが交錯する形でデザインした制作時のお話、そして「水明の間」を参観いただける大変貴重な機会となっております。是非お申し込みください。

講師 江里 朋子
昭和47年京都府生まれ。平成3年京都芸術短期大学(現:京都芸術大学)日本画専攻卒業後、京都迎賓館の「藤の間」の舞台扉、「桐の間」の欄間等の截金を制作された母・江里佐代子氏に截金を習い始める。
平成23年に第58回日本伝統工芸展で截金飾箱 「皓華(こうげ)」が日本工芸会新人賞を受賞、令和2年に第38回京都府文化賞奨励賞を受賞した。
★截金とは。
金箔や銀色のプラチナ箔を4~6枚ほど焼き合わせて、厚みを持たせた「合わせ箔」を、竹で作った刀で細く糸のように、あるいは丸や三角、四角などに截(き)ったものを、両手に持った二本の筆を用いて貼りつなぎ様々な文様を創りだす高度な技量と集中力を要する伝統的な装飾技法です。
截金は飛鳥時代に仏教とともに大陸から伝わり、主に仏像、仏画の荘厳にふさわしい技法として発展してきました。今では日本にのみ伝承されている希少な伝統技法です。
京都迎賓館における截金
「藤の間」の舞台扉「響流光韻」

「桐の間」の欄間「日月」

「文箱と飾り台」

開催日時
令和5年8月31日(木)
午前の部 9:25集合 10:00~12:40(講演 10:00~11:00、ガイドツアー 11:15~12:20)
午後の部 13:25集合 14:00~16:40(講演 14:00~15:00、ガイドツアー 15:15~16:20)

首脳会談などが行われる通常非公開の「水明の間」
主な内容
○ 「藤の間」の舞台扉や「桐の間」の欄間等の截金について江里朋子氏による講演<藤の間>
○ 江里佐代子氏及び江里朋子氏の作品展示<藤の間>
○ 首脳会談などが行われる通常非公開の「水明の間」を含む館内ガイドツアー
定員
120名(午前の部60名 午後の部60名)
料金
●一般 5,000円●大学生・専門学生等 3,000円
●中高生 2,000円
※小学生以下の方の申込みはできません。
※有効期間内の身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳もしくは被爆者健康手帳またはMIRAIROをお持ちの方と介護者(1名まで)は、無料となります。
※中高生または大学生の方は、参観当日に必ず受付で生徒手帳又は学生証をご提示ください。
お申込み
京都迎賓館ホームページにて先着順で事前予約を行います。事前予約で上限に達しなかった場合や直前のキャンセル等で当日空きがあった場合は、当日整理券を配布いたします。
【申込みフォーム】
https://form.geihinkan.go.jp/entry/P01?lang=ja&place=kyoto
※国公賓等の接遇、その他運営上の都合により中止となる場合があります。
※当日はメディアによる取材が入る可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※小学生以下の方は申込みができません。
アクセス・集合場所
住所:京都府京都市上京区京都御苑23
集合場所:清和院休憩所
詳しくは、京都迎賓館アクセスページをご覧ください。
注意事項
・入館にあたっては、以下についてご協力願います。①咳や発熱など風邪の症状、息苦しさや強いだるさなどの症状がある方は、参観することが出来ませんのでご了承願います。
②当館スタッフはマスク等を着用しております。ご理解賜りますようお願いいたします。
③今後の情勢の変化等により、上記の取扱いを変更する場合がございますので、ご注意ください。
お問合せ先
(対応時間:一般参観公開日の9:30~17:00)京都迎賓館テレフォンサービス 075-223-2301
これまでに開催した文化サロンの様子
第1回目「日本庭園」(平成30年12月)

第2回目「京料理」(平成31年3月)

第3回目「現代和風建築」(令和元年7月)

第4回目「いけばな」(令和元年9月)

第5回目「人形と京都」(令和2年2月)

第6回目「呈茶」(令和2年9月)

第7回目「綴れ織物」(令和4年12月)
