迎賓館開館50周年記念装花
- 50周年記念
- 2024年04月29日
迎賓館開館50周年記念装花
― 本館小ホール(彩鸞の間前)の生花、大ホール(朝日の間前)盆栽の展示、
和風別館「遊心亭」取次の間(玄関)の生花 ―

開催した期間 | 令和6年4月11日(木)~4月14日(日) |
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場所 | 生花の展示:本館小ホール(彩鸞の間前)、和風別館 取次の間 盆栽の展示:大ホール(朝日の間前) |
概要 | 令和6年(2024年)4月11日が迎賓館として開館した昭和49年(1974年)4月11日から開館50年に当たることから、賓客が来館される時のように、生花や盆栽など同じ仕様でしつらえ皆様お迎えいたしました。 期間中約7千名を超えるお客様にご来館いただき大変ご好評をいただきましたこと、改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 |
〇本館小ホール 装花

本館の小ホールは、接遇の際、賓客のためにおもてなしの花が飾られる場所です。今回は50周年記念として、迎賓館として初めて、参観いただく皆様のためのおもてなしの花をしつらえました。
ネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築、大理石、金箔、絢爛たるインテリア、深紅の絨毯が導く壮麗な大空間、そして、日本の美をコンセプトとした優雅で気品のある花々・・・互いに共鳴しあい、歴史を彩る圧巻の装花となりました。
〈花材〉バラ、芍薬、桜、オオデマリ、ビバーナム、ツツジ、椿、アセビ
〇和風別館「遊心亭」取次の間 装花

「遊心亭」取次の間は、玄関を入ると最初に迎えてくれる室です。50周年記念を「花の賀(春、花が咲くころ行う賀の祝い)」と重ね、日本の国花である桜を主とし、色とりどりの春の花をしつらえました。
人との出会いは一期一会。花との出会いも一期一会。だからこそ、その瞬間を大切にし心に残る思い出を作っていただきたい、そんな和の情緒を感じる装花となりました。
〈花材〉桜、葉桜、芍薬、シンビジューム、トルコキキョウ、極楽鳥花
〇本館大ホール 盆栽

こちらの盆栽は「黒松」です。左上の黒松の樹齢は150年、右上の黒松は樹齢110年です。このように、幹が左右に曲線を描くように曲がるなど変化のある樹形を模様木と呼び、盆栽といえばこの形が多く、幹が曲線を描いていても、木の先端部と根元が一直線に結ばれるように仕立てます。
日頃は和風別館のテラス口付近で展示していますが、本館に飾られると迫力が増すというのが多くの人の感想です。
〇正門前 装花

迎賓館のかおでもある正門と花のコラボレーション。お庭だけで来館された皆様にも記念の花を楽しんでいただけるよう、正門前に本館小ホールと同じ花でアレンジメントをしつらえました。
ご来館いただいたすべての皆様を花でお見送りする、特別な週末となりました。
〈花材〉バラ、芍薬、桜、オオデマリ、ビバーナム、ツツジ、椿、アセビ